美幸線|美深-仁宇布 — 北見枝幸(国鉄 時刻表・路線図)北海道廃線①

ガチの乗り鉄だった時代(中学1年~高校1年)のネガフィルムをデータ化しました。インスタでも喜ばれたのでこちらにも。

北海道は高1の夏休み(1983年)に全線乗りました。

1970年の路線図です。

(⇔スライドします

美幸線から松前線まで、この番号順にやる予定。

白糠線だけフライングして先出し。あと、瀬棚線とか岩内線とか、写真が見つからなかった路線はナシ。どこかにありそうだが、フィルム切れかも?

乗ったのは1983年なので、上の路線図とは一部異なる部分あり。

国鉄は白糠線が上茶路まで、石勝線未開通、根北線(斜里-越川)が廃止前だったりします。歌登(最後に触れます)、夕張、羽幌など、私鉄系がまだ残ってますね。

では、美幸線。(1983年8月)

開業 1964年10月5日
廃止 1985年9月17日

前身は「美深町営軌道」。1935年(昭和10年)に馬力で開業。木材輸送がメインで、その後「仁宇布森林軌道」となり、戦後にはDC化した。美幸線開業に伴い廃止。

1983年の道内時刻表(切り貼り)、当時は4往復。

日本一の赤字線として有名でしたな。1972年の営業係数が3,270で最下位転落。赤字額は1億円台で大きくはなかったみたいだが、沿線なー。wikiにもこう書いてある。

人跡のまれな地帯をゆく路線であった。

仁宇布から上ります。高校一年生のあたし。ガリガリ、漂うオタ感。。。

いろいろ恥ずかしいですが晒します。。。(駅舎の写真がこれしかなく)

北見枝幸を目指していた。トンネルや橋梁も完成していたが、頓挫。そもそも超過疎地域だしなあ。警報機つきの踏切は1つだけという、、、

一つ手前の辺渓から15km、たくさんの橋をかけたのに残念です。

東美深。

美深。留萌本線も廃止目前。宗谷本線だけは死守してほしい。サハリンに興味がある人間としても、稚内に通ずる鉄道がなくなったらつらい。

途中駅2つでは物足りぬ。枝幸まで繋がったところで乗りたかったです。

1970年の時刻表。1往復多いのと、名寄直通が目立ちます。あと、弁当の価格! そういえば、音威子府の黒蕎麦は限定復活してますね。

延伸全通していれば、仁宇布-北見大曲-上徳士別-志美宇丹-辺毛内-歌登-下幌別-北見枝幸で57.5km。わりと長い。トンネルも橋梁も多く、うーん、仕方ないけど勿体ない。

とばっちり?は歌登。

天北線小頓別駅まで走らせていた「歌登町営軌道が、美幸線建設促進のため廃止とか(1971年)。やっちまったなー。時刻表を見つけたので貼っておきます。町営で3往復かー。可愛すぎる。。。築別の羽幌炭砿鉄道も生存していました。

Mapは仁宇布駅の跡地、現在は「トロッコ王国美深」として使われている。以下、公式サイトより。

「日本一の赤字ローカル線」として全国にその名を知られ、昭和60年に廃止された旧国鉄・美幸線。その跡に平成10年からトロッコが運行しています。
旧国鉄時代の鉄橋などをそのまま使用しています。
本物のレールの上を白樺や木々のトンネルをくぐり、渓谷の合間や野原を風を切って走るエンジン付のトロッコ。往復10キロ(約40分)自らの運転で走ることができるテーマパークは、全国でもここだけです。

最後に。
20日間、目一杯使ったこれ、、、

北海道ワイド周遊券。当時の時刻表によると、

学割で23,300円(20日間有効)

東京から。10月から冬季2割引。凄い切符がありました。これがなければ高1で全線乗るとか無理だったなあ。

B寝台に乗らず自由席なら夜行急行に乗り放題なので、宿泊費はタダ同然です。

大雪や利尻に乗り、上川や士別で上り⇔下りの乗り換えとかしてました。そういう大人がたくさんいた時代ですw あたしはガキでしたが。

北海道廃線シリーズ、続きます。

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