「御田町桃の木」「黒猫夜」など数々の名店を経て、水岡孝和シェフが独立。2018年のオープン。すぐに予約がとれなくなりました。
雲南・湖南・台南。
3つの地域の食材・伝統的な料理を、水岡さんの解釈(発想)と技術でさらに高めていきます。
宴席もずいぶんやってきたので写真がまぜまぜ。メニュー名のメモもないので雰囲気をお届けしますー。(写真:2022年5月~2025年3月)

前菜盛り合わせ。(必ず歓声があがる)
まずは4名宴席から。盛り=ポーションが2倍に。
魚貝多め。漬け込んだもの、スパイスを効かせたもの、醬。
絶景。一品一品が最強のつまみ。
これをちびちびやれる支店があればいいのにw 幸せな中華居酒屋として成立しちゃいます。

こちらが2名ポーション。
ホタルイカと紹興酒漬けの海老はよく見かける。あと、鰹とか。
柑橘使いがシチリアとかペルーみたいで、好き。
この日はカンパチを柑橘で。よだれまぐろもいます。しらすのオムレツ。

定番のセット、中国シャルキュトリ。
羊のウイグルソーセージ、燻製鴨舌、パリパリ大腸。
この大腸(写真中央)がめちゃめちゃ好物。モツ臭が強めで苦手な人もいると思うけど、香ばしさは唯一無二!

ふたりだとこんな感じです。鴨舌がよく見えますね。
羊のソーセージはスパイシー、鴨舌は燻製と油が効いてジューシー。酒すすむ。

春巻。この日は、
トロトロの白子春巻に唐墨パウダー!
中が見えないけど、たぶんこれ。
鮎の春巻も旨かったなあ。

海老、揚げたバジルをどっさり。青海苔のような。揚げた甘さもあって、うまいなあ。

雲南ハム。スープの中は筍、オカワカメかな?
コースの口直し的な役割。塩の効いたハムって、なんでこんなにうまいんだろう。沁みる。

魚貝。蛤と鰆の塩レモン蒸し。
塩レモンソースがいい!
ソースだけでどんどん食べさせてくれるので、まったく満腹にならんのが悩ましいw

肉。仔羊のロースト。
ここにも柑橘で、金柑のソース。

こちらもラム。なんといってもこれは、
ニラミント醬!
この醬を真似したくて、本も買いました(後述)。蝦夷鹿などでもやります。

台湾産オオタニワタリとホタルイカの焼きビーフン。
オオタニワタリは南三でよく使われる食材。シダの仲間で、新芽を食べる。日本南部から台湾に自生してるようですが、沖縄だと普通に食べるのかな?

炒米粉(ビーフン)のバリエーション、その1。

炒米粉(ビーフン)のバリエーション、その2。
うどんの細麺のよう。もちもち系です。

甘味で注目は「桃樹液」。
酒は紹興酒ソーダ割り(もちろんビールでも)ではじめる。以前は白酒もあったのだが、今は紹興酒かワインです。
なんの不満もないコースだけど、
あたしは前菜で白米も食べたい。少しずつソース足して、創生の渦を混ぜたい。
ごちそうさまでした!
以前よりコースの値段上がってるからか、予約取りやすくなりましたね。
予約はOMAKASEで、月1回、翌々月分。詳しくはこちら。
次回は1月末に台湾料理会を予定。台湾料理会のほうは予約が混んでるので、久々に争奪戦。無事に4名席確保しましたー!
最後に。上でちらっと触れましたが、これ買いました。
『ハーブ中華・発酵中華・スパイス中華──中国少数民族料理』

共著:小山内 耕也 / 中村 秀行 / 水岡 孝和(柴田書店)
まだニラミント醬にはチャレンジしていませんが、自分が雲南ブームなので近々!













