芭石鉄路 (嘉阳小火车・中国)|跃进-黄村井(路線図)前編

四川旅行のメインイベント、芭石鉄路 (嘉阳小火车)で蒸気+客車に乗りました。wikiの表記だと「嘉陽炭鉱鉄道」(Jiayang Coal Railway)。(2017年12月)

地元客の乗る列車は1日朝夕の2便だけ。

なくなる前に乗れて良かった!(ほかに観光列車はあります)

大雑把に線を引くとこんな感じです。川沿いの市街から北西に上がって左折、訪問時(2017年12月)は石渓ではなく、躍進から乗車。

山を分け入って進む炭砿鉄道で、蜜蜂岩はスイッチバック。終着の黄村井には炭砿がありました。深い谷底にあって、近年まで道路状況が悪く、半世紀前の雰囲気が残っています。

写真が多いので前後編に分けますー。

楽山からバスで1時間の犍为。

街にホテルが何軒かあります。ホリデイインに泊まり、早朝タクシーで30分。山中分け入り着いた始発駅、跃进站(嘉阳小火车)。wikiでは「石渓」始発だったが、どうやらここから。

12月だと夕方は暗いので7:00発の一択だが、誰もいない。

暗闇で不安しかないんだがw

ようやく駅員らしき人が登場。

蒸気が逆さまに入線。遅れてるし蒸気の気配もないしで、ディーゼルかも⁉︎とか不安MAXからの一安心。

やっと出られる。これは止まってた別の車輌で、起終点を見るに観光用か。

乗るのは黒い荷物客車的なのが2輌に青い客車1輌。

ほっとする友人H。

集まってきた地元の方々。よい感じですねー。求めていたシーン。

なんだか混んできて、結局最後に乗りこむ。ギリで乗務員たちの席に座れまして出発ですー。

外国人料金をとられたけど、法外ではない。

ちなみに路線図(途中駅)はこんな感じ。

①跃进(躍進)-②月亮田(3.0km)-③蜜蜂岩(2.0km・スイッチバック)-④菜子坝(3.2km)-⑤仙人脚(2.0km)-⑥蕉坝(蕉壩・2.2km)-⑦芭蕉沟(芭溝・1.4km・観光列車終着)-⑧黄村井(1.6km)

全長15.4kmを約1時間

文字通り、時速15km。スイッチバック分を勘案しても30km未満だろう。急カーブが多く、勾配もキツくてスピードが出ない。可愛すぎるw

ようやく夜が明けてきて山中の途中駅。蜜蜂岩站。

スイッチバックで蒸気付け直し。

スイッチバック作業中。ここから蒸気機関車は前を向きます。

仙人脚站。

蕉坝站。

芭蕉沟(芭溝)站。観光列車だとここが終着。

客車内こんなでした。

終着の黄村井站。1時間揺られて折り返す。3分くらいしかない停車時間に撮影という慌ただしさが残念。

隣の荷物車的な車輌に乗る勇気はない。

収容所行き感が凄い( °Θ°)

後編・復路につづきまーす。

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