相生線|美幌-北見相生(時刻表・路線図)北海道廃線⑩ 付・西女満別-女満別空港

北海道は高1の夏休み(1983年8月)に全線乗りました。まずは、

1970年の路線図です。

(⇔スライドします

美幸線から松前線まで、この番号順にやる予定。

白糠線だけフライングして先出し。あと、瀬棚線とか岩内線とか、写真が見つからなかった路線はナシ。どこかにありそうだが、フィルム切れかも?

乗ったのは1983年なので、上の路線図とは一部異なる部分あり。

国鉄は白糠線が上茶路まで、石勝線未開通、根北線(斜里-越川)が廃止前だったりします。歌登、夕張、羽幌など、私鉄系がまだ残ってますね。

では、相生線。(1983年8月)

開業 1924年11月17日
廃止 1985年4月1日

計画時は釧路-美幌間を結ぶ釧美線。1931年に釧網(本)線が全通すると意義が薄れ、着工もされなかった。

1983年、道内時刻表。一日6往復。

仮乗降場が多いですね。朝の2往復は津別で交換、昼以降は交換なしです。

津別は沿線の中心駅で、林業(カラマツ)の町。総延長40km以上の津別森林鉄道が1963年まで稼働していた。

北見相生

Mapは道の駅あいおい。北見相生駅跡に作られていて、駅舎も線路も忠実に残されている。廃止された鉄道への深い愛を感じられる道の駅も珍しく、必見。

チミケップ湖も近く、宿泊するならチミケップホテルへどうぞー。

北見相生から阿寒湖を経由し白糠線までを結ぶ、「阿寒線」の建設運動もあったようだが、空砲。結局盲腸線のまま生涯を終えた。

相生線はネタも少ないので、ここで少しだけ石北本線にお邪魔して。

西女満別駅⇔女満別空港について。

秘境駅扱いの小駅ですが、

実は女満別空港の最寄り駅。

下車して空港まで歩いてみました。

タクシー(呼べば来るけど)とかバスはないので、荷物減らして歩くしかないです。1.5kmくらいなので、余裕です!

都内から飛んでくる相方と空港で待ち合わせ。自分は札幌→網走を夜行の大雪で、普通列車で戻っての下車でした。

(写真は2019年、車で立ち寄ったときのもの)

時代はずっと飛んで、1983年当時の大雪。

夜行の5・6号は札幌↔︎網走を14系客車で。ほかはDC。写真は早朝の美幌かなあ。利尻やまりもと同じく、道内の宿泊施設として使い倒した。

さらに余談。1970年の時刻表を見ると、大雪2号(当時は上り下りの奇数・偶数規定なし)がなかなかの変種。

大雪としては小樽→旭川→網走とシンプルだが、

滝川で「そらち1号」上芦別行を切り離し、旭川で「なよろ1号」名寄行も分離。

巻末で編成見よう!と思ったら、未掲載だった。。。網羅してないのかw

もうひとつ3段列車を。大雪1号は旭川→網走→釧路。

遠軽で興部始発の「天都」を併結、標茶で根室標津からの「しれとこ3号」を併結。

拾うねえw しれとこなんて、標津線内は普通列車で、標茶からは大雪と併結。独立して走る区間がなく、別の名前いらないでしょw(←これについては標津線で改めて)

写真ないけど、こういうの集めて1本作ろうかなー。

相生線からすっかり脱線したが、このあたりで。

最後に。
20日間、目一杯使ったこれ、、、

北海道ワイド周遊券。当時の時刻表によると、

学割で23,300円(20日間有効)

東京から。10月から冬季2割引。凄い切符がありました。これがなければ高1で全線乗るとか無理だったなあ。

B寝台に乗らず自由席なら夜行急行に乗り放題なので、宿泊費はタダ同然です。

大雪や利尻に乗り、上川や士別で上り⇔下りの乗り換えとかしてました。そういう大人がたくさんいた時代ですw あたしはガキでしたが。

北海道廃線シリーズ、続きます。

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