ガチの乗り鉄だった時代(中学1年~高校1年)のネガフィルムをデータ化。
北海道は高1の夏休み(1983年8月)に全線乗りました。留萌には2019年にも行ったので少し追加して構成。まずは、
1970年の路線図です。


(⇔スライドします)
美幸線から松前線まで、この番号順にやる予定(白糠線だけフライングして先出し)。
あと、瀬棚線とか岩内線とか、写真が見つからなかった路線はナシ。どこかにありそうだが、フィルム切れかも?
乗ったのは1983年なので、上の路線図とは一部異なる部分あり。
国鉄は白糠線が上茶路まで、石勝線未開通、根北線(斜里-越川)が廃止前だったりします。札沼線も繋がってますね。歌登、夕張、羽幌など、私鉄系がまだ残っている。

留萌本線。
開業 1910年11月23日(深川-留萌)
全通 1921年11月5日
廃止① 2016年12月5日(留萌-増毛)
廃止② 2023年4月1日(石狩沼田-留萌)
廃止③ 2026年4月1日予定(深川-石狩沼田)
「本線」としては名寄本線が早々に姿を消した(1989年)が、2例目となる。


1983年の道内時刻表、下り(切り貼り)。留萌ー増毛は8本、最終以外は仮乗降場にもすべて停車している。
天売、かむい、るもい、はぼろ、大雪。
急行が華やかな時代です。


上り。こちらも8本。
そもそも宿には泊まっていないので、深川の始発に乗ったと思われる。
深川 5:47-7:00 留萌
留萌 7:22-7:51 増毛
増毛 8:00-8:30 留萌
留萌 9:52-11:00 羽幌(急行・天売)
羽幌行のサボ、天売の写真もあるので、ほぼ確で。自分で乗っておいて推測もアレですがw(今後も続きますがご容赦を)


深川から留萌までは2019年7月の写真です。扱いが小さいなー。
北母子里。1978年2月、氷点下41.2度という戦後の国内最低気温を記録したことで有名になった。
冬季休業(列車は通るが駅が閉鎖される)で有名だった区間に入ります。

難読駅・北一已。
きたいちやん。由来は旧村名の一已村。もともと「北一己」駅として開業。なぜか「己」の文字になっていたが、1997年(平成9年)に改名。いまさら感w

留萌。2023年4月1日に廃止。近年乗ったのもあり、ちょっと実感が湧かない。

このときは早朝の列車で深川に向かいました。



廃止が近く、駅構内もなんとなく寂しい。

駅前。やっぱり寂れている。しんどい。
前夜は市内に泊まって居酒屋に行き独酌、楽しかったのだがな。
以降、増毛までは1983年8月です。廃止は2016年12月。

留萌7:22発で南下。

礼受(れうけ)。駅員さんがいます。1984年に無人化されているので、ギリギリのタイミング。

阿分(あふん)。当時は仮乗降場で、JRになって駅昇格。

朱文別。なんだか混んでいる風ですね。
上で推測したように8時頃の便なので、近場への通勤の方かな。ここも仮乗降場。

箸別。こちらも仮乗降場です。
留萌-増毛間は全国版の時刻表だと中間駅は礼受と舎熊(しゃぐま)だけなんだが、、、
16.7kmに仮乗降場が5つもある!
バスっぽいですねw

増毛に着きました。由来は「カモメの多いところ」。毛が増える縁起ものとして入場券が売れたのは1980年頃。

増毛は高倉健主演の映画『駅 STATION』で知られている。駅前の「風待食堂」ですね。
当時は陸の孤島・雄冬に船で向かったが、直後に道路開通。

自分も2019年に札幌からバスで雄冬、増毛を抜けて留萌に入りました。雄冬まで1時間50分、留萌まで2時間40分。便利すぎて、拍子抜け。
ところが、周辺の路線バスは2024年に廃止。このバスも今は「特急ましけ号」1往復(朝札幌へ、夕雄冬へ)しかないようです。マジかー。
最後に。
20日間、目一杯使ったこれ、、、

北海道ワイド周遊券。当時の時刻表によると、
学割で23,300円(20日間有効)
東京から。10月から冬季2割引。凄い切符がありました。これがなければ高1で全線乗るとか無理だったなあ。
B寝台に乗らず自由席なら夜行急行に乗り放題なので、宿泊費はタダ同然です。
大雪や利尻に乗り、上川や士別で上り⇔下りの乗り換えとかしてました。そういう大人がたくさんいた時代ですw あたしはガキでしたが。

北海道廃線シリーズ、続きます。













